【士業に訊け!司法書士・岡野慎平 】
Vol.15 シニアライフをもっと豊かに!

【士業に訊け!司法書士・岡野慎平 】


弁護士、司法書士、土地家屋調査士、税理士、弁理士、社会保険労務士、行政書士、海事代理士など、「士業」(通称さむらい業)の面々が指南するお役立ちコラムです。

まもなくゴールデンウィーク!広島では5月に「G7広島サミット」が開催されることもあり、期間中の交通規制や学校の休校が告げられ、街のあちこちに警察官が立ち始めるなど何やら、いつもより慌しい雰囲気が漂っておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? G7とは関係ないけれど、いつもどおり慌しい日々を送る司法書士法人キャストグローバル広島事務所代表社員の司法書士、岡野慎平です。さて、我が広島事務所も新年度を迎え、みなさまにとってさらに身近な司法書士法人となるべく、新たなサービスを展開していくことになりました。

その目玉が「あんしん長生きサポートサービス」です。厚生労働省「令和4年版高齢社会白書」「健康寿命の令和元年値について」によると、日本人の平均寿命は男性84.95歳、女性91.35歳と長くなり、元気な方も増えています。しかし、一方では、健康上の理由で日常生活を制限されずに生活できる期間、すなわち“健康寿命”は男性72.68歳、醸成75.38歳と平均寿命より10年以上短くなっており、この期間の過ごし方に悩まれる方も少なくありません。なかでも最近増えている「おひとりさま」のご高齢者の方からは以下のような悩みが良く聞かれます。

〇身内がいない。
〇入院・施設入居の保証人になってくれる人がいない。
〇遠方に住んでいたり、疎遠であるなどの理由で親族を頼りにくい。
〇定期的に訪問して欲しい。
〇認知症になった時に騙されないように守って欲しい。
〇自宅で生活しているが認知症になった後は施設に入りたい。
〇死後に遺産を寄付したり、お世話になった人に財産を渡したい。
〇面倒を見てくれている親族に、自信の死後に面倒をかけたくない。

事実、おひとりさまや認知症になった場合には、ご本人の判断能力の低下により、「預金口座の事実上の凍結」「入院・施設入居時の身元保証人の不在」「日常的な生活費などの管理が困難になる」「死後の事務手続きや遺産承継手続きを任せられない」といったリスクに直面しますからね。

そこで私たちキャストグローバルでは、現代のシニアライフを送る上で避けては通れない“認知症への備え”“おひとりさまへの備え”“亡くなった後の備え”などをトータルにサポートする「あんしん長生きサポートサービス」を開始することになりました。各種法的なサポートをパッケージ化し、当社が“もう一人の親族”のようにお客さまのシニアライフを支援することで明日からの生活をさらに豊かなものにしていくのが目的です。

サービスの概要は、当社がご親族の代わりに入院や入所の際の保証人をお引き受けする「身元保証サービス」、ご相続が発生した後の事務手続きをお引き受けする「死後事務手続き」、認知症になった時に備えての「任意後見契約」、日々の生活状況の見守りをお引き受けする「見守りサービス」ほか、施設ご入居などを機に身の回りの整理を進める中で当社担当が必要に応じてお客さまに同行する「お付き添いサービス」など。併せて寄付を行う際の“遺言書作成事務サポート”や家族のどなたかに財産の管理を託す際の“家族信託組成サポート”などのサービスも用意しています。詳細については広島事務所(電話082‐246‐0630)相続担当までお問い合わせください。

この世に生を受ける限り、誰にも必ず訪れる「老い」と「死」ではありますが、シニアライフをもっと豊かに、もっと楽しいものにできるように今から私たちと一緒に備えておきませんか?―というわけで、新年度のスタートにあたり、久々に事務所の代表として業務のことを真面目に綴ってしまいました。いつものコラムに比べ、堅苦しく感じられた読者の方がおられたらすみません!コロナもひと段落し、季節が新緑の季節に突入する中、本来の破天荒司法書士・岡野慎平としてはゴールデンウィークに英気を養って、面白いネタを仕入れてまいりますので、乞うご期待!

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