【カメラマンかく語りき 】
Vol.2 老いと筋トレの話

【カメラマンかく語りき 】


呉市在住。グラフィックデザイナーを経て家業のカメラ店を継ぎ、現在は地元におけるドローン撮影の第一人者としても幅広く活躍中のプロカメラマン石田伸二氏の楽しいコラムです

ども!カメラマンの石田です。もうね、50歳を過ぎたら人生半分は終わってて「あとどれくらい現役カメラマンでイケるか」なんて考える時がある。

先日もソーシャルディスタンス対策を万全にした結婚式の撮影に行ったんだけど、結婚式撮影って常に緊張状態が続く撮影でして、広い会場内を右に左に高砂にと小走りに移動しながらも確実に撮らないといけない。またお客様の要望があれば集合写真のためにハシゴに登って屋上から撮ることも普通にある。

そんな過酷な撮影を50歳過ぎても続ける訳は「それでも結婚式撮影は楽しいのよ!」ってのがあるんだけど、その気持ちだけでは出来なくなる日も数年後に確実にやってくるんだよね。じゃ、どうしたら延命出来る?そりゃ筋トレしかないじゃろー!

と言うことで去年の4月からジムに通い始めて週に4~5日は通ってる。おかげで体重も去年より10kg 以上脂肪が取れて筋肉量は確実に増えた。自分でも心境の変化に驚きなんだけど、これまで着る選択すらなかったノースリーブシャツに短パン姿でこの夏を過ごした。

「腕を外に出しても最低限恥ずかしくない」ってのが、あればこそのノースリーブなんだけど、人に見られるって言うプレッシャーもとても大事で、もっと筋トレしてカッコいい50代、60代、70代でありたいと思いはじめた。

仕事が出来る経営者は筋トレに合わせて美木良介氏考案のロングブレスにハマってると聞くが、実は数年前に僕も少しだけやってたことがあるんだけど、ブォーって言う空気が漏れる音と太ったブザマな姿が鏡越しに映る姿が恥ずかしくてやめた経緯がある。筋トレで多少は絞れた身体の今なら堂々と出来る気がする。きっと脳にも筋肉が付いてきたのかもしれん。

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