【暮楽人(くらうど)の住まい学 】
Vol.5 「不易流行」

【暮楽人(くらうど)の住まい学 】


リフォーム・リノベーション・新築・不動産のプロフェッショナル、マエダハウジング㈱の前田政登己社長が快適な住まいとライフスタイルを提案します。

2020年は新型コロナウィルスにより大きく変化した一年でした。「戦後最大の危機」と言われ、わが社においても創業27年目にして最大の危機となりました。

非常時は、いかにスピーディーに情報発信すべきかが重要です。自分や家族の身を守りながらも、私たちは、ミッションである「誠実で前向きな社員と、理解ある顧客と、信頼できる協力業者との最高の関係を構築し、家族の幸せ住空間を提供する企業を目指します」について考え実行してきました。

「STAY HOME」でおうち時間が見直され、マイホームが安心安全な場所であると同時に使い勝手の悪さも露呈しました。弊社も3月からはオンライン中心に切り替え、そこから「オンラインルームツアー」「YouTube動画」「オンライン相談」「LINE現調」などの新たなサービスが生まれました。

社内においても「自宅待機」「時差出勤」「テレワーク」「近隣店舗出勤」などの新たな制度で出勤を3割未満に抑えることにチャレンジしてきました。社内会議も今ではすべてオンラインに移行し、結果的に時間も経費も削減するといういい効果に繋がりました。

5月連休には、稲盛和夫さん、松下幸之助さんら名経営者の本を改めて読みなおし、名経営者ならこの危機をどう乗り越えるか、そのヒントを探しました。そこから、不況を成長のチャンスに変えるために「一致団結する」「あらゆる経費を削減する」「全員で営業する」「新商品・新サービスの開発をする」の4つの方針を掲げました。

「一致団結する」苦しい局面こそ職場や企業の真の力が問われます。フェーズごとに方針を出し、Gr会社、職場を超えて一致団結して必ずやこの難局を乗り越えることを誓い合いました。

「あらゆる経費を削減」今までローコスト経営を意識していましたが、あらためてGr会社勘定科目をすべてチェックし、無駄な経費があることに気づき、厳しい経済局面でも乗り越えられる体質を目指しました。

「全員で営業する」京セラもマツダも不況時は現場の人が営業に出て、その結果、社員の関係性がよくなり、難局を乗り越えたそうです。全社員・パートさんが、お客様が増えること、喜んでくれることに一致団結しました。

「新商品・新サービスの開発」振り返れば、私たちも危機のたびに新商品・新サービスを作ってきました。2004年大手量販店が本格参入したときに、水回りリフォームから「自然素材&デザイン」へ、2008年リーマンショックの時、不動産に参入し中古リノベーションに力を入れてきました。

「不易流行」という言葉には、「不変的な本質を持ちながら新たな変化を取り入れる」という意味があります。コロナによって、非接触やオンラインなどの新たな変化が生まれましたが、本質はいつの時代も変わらないものなのでしょう。

1年前の経営方針発表会で「SDGsの取組」について「性能向上リノベーションによって家庭内事故死で亡くなる方を一人でも減らしたい」そんな思いを発信ました。その2か月後、まさか世界がコロナ危機に覆われると思いませんでした。

今後世の中がどう変わるかわかりませんが、ニューノーマルの社会に対応するために会社をアップデートしていきます。そして、「広島を、いい笑顔に」するためにも、「住まい」と「暮らし」の情報を発信してまいります。以前のように皆が集まって楽しい会話や食事ができる日を夢見て。

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