【マダムジュンの快適手帖 】
Vol.13 梅雨入りのひととき

【マダムジュンの快適手帖 】


ファッションモデルとしての豊富なキャリアで培った際立つセンスを生かし、カフェの経営でも手腕を発揮。美と快適な暮らしを追求するお洒落クリエイター「マダムジュン」が独自の感性で綴るフォトエッセイです。

こんにちは!桜の季節から、ここ何ヶ月の間、春の草花で毎日が潤った日々。あっというまに6月梅雨の季節、みなさまご機嫌いかがですか?

コロナ渦も3年目に入り、少し状況が緩やかになってきたようです。今年の夏休みは楽しい時間を過ごせると良いですね。さて、家の中も少しずつ夏に向けて模様替えしなくては!お花を飾るのも、涼しげでお洒落な籠(かご)のバッグを活用し、この時期ならではのスモークツリーをあしらってみました。

味のある籠のバッグは、夏仕様の我が家のコーデはもちろんのこと、普段のお買い物にも大活躍。わたしの大好きな奥会津の編み組細工の「山葡萄の籠バッグ」は、ヤマブドウの蔓皮を材料に、時間と手間をかけて丁寧に人の手で作られたもの。毎年この時期にお世話になるバッグです。

そして一年中、和洋の装い、どちらにも合うのが「竹籠バッグ」です。入手先は何度訪れても楽しい時間を過ごさせてもらう広島竹原の街並み保存地区。地名となった竹の産地で、地域に根付いた町人文化のお話を伺いながら、作り手の方のストーリーについ引き込まれて購入したバッグです。こちらも丁寧なお仕事で、人生100年時代と言われる今でも一生もの。丈夫で使い勝手がよく、心も癒してくれる伝統工芸や手仕事の作品をみなさまも生活の一部に取り入れてみてはいかが?長年愛着あるこの竹籠バッグには、優しい草花をアレンジしてみました。

ところで、わたしの憧れの女性と言えば、むかし映画館で観た「ローマの休日」から何十年も変わらず、大好きでず~っとファンでい続けているオードリー・ヘプバーン。好きすぎて、好きすぎて(笑)我が家のリビングでは、いつ何時もオードリーがこちらを見つめています。7月中旬、八丁座で彼女の知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー映画「オードリー・ヘプバーン」が公開されるので、指折り数えて待っているところです。

そういえば、オードリーの代表作「ティファニーで朝食を」つながりになるかもしれませんが、わたしの一番好きな色が「TIFFANY BLUE」。今年の夏はティファニーカラーのファッションに挑戦してみようと考えているところです。ティファニーブルーは水色に少しグリーンを足したようなターコイズがかった色ですが、初夏には鮮やかなブルーも似合いますね。涼感溢れるブルーをイメージして作ってみたのが…。澄みきったブルーのお茶は前回ご紹介したバタフライピー。暑さが厳しくなるこれからは、氷を入れてアイスティーも楽しんで下さいませ。

最後に、わたしがこのところ、はまっている菊芋料理。今回は旬の時期にスライスして乾燥されている菊芋チップス(※安芸の菊芋・広島県産菊芋使用オーガニックチップス)を使って「鯛めし」を作ってみました。

小さな土鍋で一人前をつくる場合の材料は、次の通り!

〇お米1合
〇水250cc 
〇菊芋チップス20g(ひと握り) 
〇鯛の切り身ひと切れ 
〇調味料(白だし・醤油・みりん) 
〇ミント(トッピング用)

お米はサッと洗い、ザルに取って冷蔵庫で1~2時間置いたものを土鍋に入れます。水、白だし、醤油、みりんで味をつけたのち、乾燥したままの菊芋チップスを入れて沸騰したら、さっと焼いた鯛の切り身を入れ、15分中火で炊き上げます。あっという間にお焦げも楽しめる絶品の一人飯の出来上がり!鯛をほぐして、菊芋の歯応えと絶妙な食感を楽しみましょう。箸休めには、「牛蒡の佃煮」(※ヤマサキ食品・おかずごぼう)がおススメです。

それでは、みなさま!梅雨の合間の晴れの日に心潤ったひと時をお過ごしできますように。また、次回この場所でお会いしましょう。

《協力》

●有限会社オイスターマンズフーズ「安芸の菊芋」
https://akinokikuimo.com

●ヤマサキ食品有限会社
https://528.co.jp

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