【酒比べ!酒探し! 】
Vol.3 藤井酒造で生酛造り

【酒比べ!酒探し! 】


日本三大酒処、西条を擁し、酒にうるさい広島の左党をうならせる日本酒と焼酎専門店「味比べ味探しのお店こびと」。若き店主、小畠誠史さんがお酒にまつわる様々なエピソードや、ここだけの情報をお伝えします。

今日は広島県竹原市にある藤井酒造さんで、一泊二日のお酒造り(生酛造り)のお勉強。

1日目は、生酛造りの前日の作業の手酛という作業を手伝わせていただきました。

次の日の朝に酛摺りをするために、麹米+蒸米+水を、木の半桶に入れて混ぜ混ぜする作業。そして麹室で麹米を切り返すなどなど。

手酛は雑炊を作る前に、ヌメリをとるために軽くご飯を水で洗うような感触。初めてじゃないけど、面白い感触。麹米の切り返しはまだまだ栗のような香りは全くなく、蒸したお米の香りが強い。蒸米にまだ菌糸は、そこまで食い込んでない感じ。

そして2日目。朝5時ぐらいにボイラーの電源が着いた音で目が覚めた。そして8時ぐらいに、ついに酛摺り。櫂と呼ばれる木の棒でお米をすり潰します。一番櫂!昨日手酛で給水したお米達がズッシリ。重たい。全体重を乗せてお米をすり潰していく。握力なくなる…豆がいっぱいできそう。

2時間ほどおいて二番櫂!!少し一番櫂よりは優しい。少しだけ櫂入れが楽じゃ。酵素の力でお米が少し溶けたみたい。んで、また2時間ほど空けてラスト三番櫂!!!

もう酵素万歳。スッスーと櫂が入っていくぞぉー。楽ちん、楽チン。でも一番櫂からの蓄積でもはや握力はゼロ。

ひゃー、お酒造りは大変じゃー。これが毎日は大変だっ。買ったら、すぐ美味しいお酒を飲めるって「なんと幸せなことじゃ」とあらためて痛感。今回は初めて前日から酛摺りの体験を最後までやらせていただいて、帰宅。この子達がどうゆうふうに成長していくんか?もう気になるぅ。次は、できたお酒の瓶詰め作業へぇー!

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