「皆さんに無料でコーヒーを振る舞いますよー!」街行く人に声かけをして、ハンドドリップで丁寧に一杯一杯淹れたコーヒーを無料提供する。「うん?タダでコーヒーを配るってなに?」「怪しいなー。きっと何か裏があるんじゃ?」…これはどこかのカフェや喫茶店がやってる活動ではありません。プロカメラマンの石田が仕事以外で取り組んでいる活動です。そもそも、なぜそんな活動をしているのか?しかも、なぜカメラマンがやっているのか?についてお話ししますね。
いま、広島(日本)が置かれているリアルな人口減少、財政不足、コロナウイルスといった様々な問題は、僕自身の撮影依頼にも少なからず影響しています。広島のみならず、日本全体で “地域のだんらんと笑顔”が消えつつある中、「なにか出来ることはあるか?」を考えた時に、自分は「カメラマンであり、写真を撮ることが出来る。さらに僕が大好きなコーヒーをみんなにも飲んでもらい、その瞬間だけでも“笑顔”になった時の写真が撮りたい」という想いに至りました。そして、そこで撮影した笑顔写真の写真展をいつか開きたい。
こんな感じで動き出した「ふるまいコーヒー」活動。この活動に共感して、まずは地域住民に活気をつけて笑顔になってもらうことを僕と模索してくれる方がいるとすごく心強いし、一緒に共に何かやりたいね。
例えば…
● フードロスに困っている飲食店があれば、無料でコーヒーと共に提供する「ふるまい試食会」をしてもいい。
● お花屋さんの廃棄される花があれば無料で手渡しする「ふるまい一輪花」をしてもいい。
● ライブが中止になり発表の場がなくなった音楽家が「ふるまいコンサート」をしたら盛り上がるよね。
● 時計屋さんであればお客様の大事な時計を無料で点検する「ふるまい点検会」をしてもおもしろい。
この活動に賛同していただける企業や個人の方がいたらスポンサーになっていただき、「ふるまいコーヒー」を提供する際に、『今日のコーヒーは○○さんからのプレゼントです』と案内を出す。さらに飲まれた方にSNSでスポンサーになってくれた企業や個人の名前入りでハッシュタグ投稿していただくことで、想いを共有してもらえている企業のPRにもつなげ、将来に渡って続けていくことが出来る仕組み(サスティナビリティ)で活動できたらいいと思っています。
僕は広島を離れて暮らしたことがありません(住みやすいから出る理由がない)。そんな大好きな広島から何かを発信して、少しでも小さな恩返しができたらうれしいな。そんな想いでやっていきます。