【猫を造る人~正木卓の世界~ 】
Vol.2 肩書きに偽りあり?

【猫を造る人~正木卓の世界~ 】


広島はいろんなクリエイターを輩出しています。信楽焼の窯元で修行したのち、無類の猫好きが高じて「信楽焼の代名詞でもあるタヌキよりも猫を造りたい」と猫を専門に創作活動を続ける陶芸作家がいるのをご存知ですか? 独自の作風で今や全国にファンを広げる作家、正木卓の世界をお楽しみください

本来、自分の肩書きは「陶芸家」でスタートしたはずだが、猫作品を作り始めて次第にそれが怪しくなってきた。作品のテーマが広がるにつれて、陶土では細かいところが再現しきれんで、色んな材料を試すようになったんよね。

樹脂粘土、石粉粘土、ワイヤー、金属パイプ、糸、木材…。

あまり細かくなりすぎると「ミニチュア」や「フィギュア」の範疇に入ってしまう。そこにはその道のスゴい人が山ほど居るし、あくまでも全体のイメージ、動き、テーマを見失わんように心掛けてるんだが、最近の作品ではついにコンクリートにまで手を出してしまった。確定申告をするとき、手芸用品店とホームセンターのレシートを大量に処理する。私は何者??

以下、今回ご紹介する作品は両方とも台座の部分にコンクリートを使用しております。

「印度の虎狩り~宮沢賢治作、セロ弾きのゴーシュより~」

「クレセントムーン」

12月に広島駅前の蔦屋家電2階イベントスペースで個展を開きます。詳細が決まり次第、お伝えしますので、是非お立ち寄りください!

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