こんなお悩みも司法書士が解決!

広島地方気象台は、6月28日に統計開始以来 、最も早い広島を含む中国地方の梅雨明けを発表。梅雨の期間はわずか2週間で、水不足が心配されていたほどなのに、海の日からは再び大雨⁉…一転して土砂崩れなどに注意しなくてはならなくなりました。異常気象はもとより、国を揺るがす安倍元首相暗殺事件や、新型コロナの感染再拡大など、何が起こるかわからない日々が続く中、カラッと暑い夏を待ち焦がれている司法書士法人キャストグローバル広島事務所代表社員の司法書士、岡野慎平です。

さて、前回まではわたしの今日までの歩みを足早に振り返ってきましたが、今回からは広島事務所の近況はじめ、司法書士がどんな仕事をしているのか?みなさんが何にお困りの時に頼めばよいのか?といった情報もお伝えしていきましょう。

まずは近況から。2012年5月に広島で着任してから丸10年経ち、わたし自身が公私ともに広島に根付けたこともあり、おかげさまで当事務所の業績も近年のコロナの影響もなく、好調に推移しております。代表社員としては、後進の育成に時間を割くことや、全国展開する司法書士法人として広島エリアだけでなく西日本全体の事業を促進する業務に従事する機会が増え、やり甲斐を感じています。先月、フットサルの試合で骨折し、不自由な生活を強いられていた右手も順調に回復してきたので、最近は大阪や大津などの関西地区や山口県への出張も増やし、昼はオフィス街で、夜はネオン街で暴れまわっているところです。

ところで、わたしたち司法書士の仕事と言えば、不動産登記や商業登記に関する業務が主力ですが、簡易裁判所における訴訟・調停・和解等の代理や法律相談、企業に関する法律事務を行う企業法務、成年後見事務、多重債務者の救済、消費者教育といった仕事も行っているんですよ。「こんなことも司法書士の仕事だったの?」と思われるかもしれませんね。というわけで、わたしが実際に手掛けたケースをいくつかご紹介してみましょう。

ある時、沖縄で飲食店を経営している友人から相談を持ち掛けられました。内容を聞いてみると「これからキッチンカーを使った新しい事業を展開しようと思い、業者にクルマをキッチンカー仕様にしてもらおうと預けたのだが、どうやらウチの作業をずっと後回しにしているようで、納期に間に合わないどころか、問い合わせの電話にも出てくれない。解約したいのだが、どうすればよい?」とのこと。

平成14年に司法書士法が改正され、法務大臣の認定を受けた認定司法書士は、訴額140万円以内の事件の訴訟代理人として民事訴訟に関与できることになっています。このケースは、まさに簡易裁判所が取り扱う民事事件に該当することから、早速わたしがアドバイスして訴訟業務をサポートすることになり、無事に損害賠償金を求めることができました。

またある時は、アパートの大家さんから入居者の家賃未払いについて、解決策を相談されたことも。大家さんの話によると「ひと月4万円の家賃を2年分滞納する入居者がいて、困り果てている」とのこと。早速、大家さんの訴訟代理人として、入居者当人に内容証明を送るなど、滞納家賃の支払催促を行いました。ほかにも、派遣会社の方に「派遣先からクレームのあった派遣社員が契約途中で辞めてしまった。金銭の支払いをどうしたらよいか?」と相談され、関連する手続きを担当したことなどもありますね。

このように司法書士は、簡易裁判所の範囲の民事事件では裁判の代理人となる業務も引き受けています。民事裁判は「当事者が自分で行う」ことが原則ですので、「トラブルに巻き込まれ裁判をしたいけれど、難しい書類を作るのはサポートしてほしい」という方は、いつでもわたしたちにご相談ください。高額トラブルなど、司法書士の職務の範疇を超える裁判の場合も、当事務所といつでも連動できる蓮見和章弁護士が代表を務める弁護士法人リーガルジャパンが控えていますから、ご安心ください!

というわけで、連載も10回目を迎え、今回からは自らの足跡をお伝えしてきた従来の原稿とはひと味違うスタイルであれこれ書き綴って行こうと思います。“人呼んで破天荒!司法書士”という自分のキャラクターを忘れず、あまり堅苦しいコラムにならないよう心掛けますので、乞うご期待!

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