春の訪れ!

3月に入り、様々な花が咲きはじめました。まもなく訪れる桜の季節まで、色や香りで心ときめく、たたずまいの花たちが人生を豊かにしてくれます。

私が小学生の頃、庭に咲いている花を摘んで教室の机の上に飾ると、先生がとても喜んで笑顔をみせてくれたこと。それが最初にフラワーアレンジをした記憶であり、原点といえるかも。大人になった今は日々の暮らしの中でお花を楽しんでいます。もちろん、これからもずっと一緒です。

桜の前に…愛でたい花が鮮やかな黄色が美しいミモザ。イタリアでは、3月8日の「国際女性デー」を“ミモザの日”と呼んで、男性が日ごろの感謝を込めて、この花を女性に贈ることから街中がミモザでいっぱいになるとか。私はミモザをあしらったワインセラーにバカラのワイングラスを並べて幸せな時間を満喫します。

日本の3月といえば、お彼岸。雑節(ざっせつ※特別な暦日)のひとつで、春分・秋分を中日(ちゅうにち)とし、前後各3日を合わせた7日間だそうです。ご先祖に感謝するとともに、自分自身を見つめ直す有意義な時間ですね。最近はコロナの影響で、お墓参りする人が増えたそうです。お彼岸ということで、今年はいつもと趣向を変えて「海苔巻おはぎ」を作ってみました。巻き寿司とおはぎのコラボで、材料は、巻き寿司用海苔、もち米、粒あん。パクっと一口で!

そろそろ厚手の上着を脱いで、春の装いです。重宝するのはシルクの更紗。藍色の大判で、これからの季節は日焼けの防止に、少し肌寒い時に、そしてインテリアのテーブルクロスに、と多岐に渡って出番があります。

日本の工芸品の一つ人気のある葡萄の蔓で編んだ籠も、この時期からコーディネートにお目見えします。スカーフをあしらってお出かけ。人とのコミュニケーションも大事にしなくては。

ささやかな幸せの時間が暮らしを豊かに彩るのかな。少しずつでもいいから前を向いて行きましょう。

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