いしだカメラ店がドローン撮影で呉市と災害応急対策に関する協定締結

【カメラマンかく語りき】を連載中の「いしだカメラ店」のカメラマン・石田伸二さんは、10月8日、呉市役所で開催された「災害時における無人航空機を活用した災害応急対策活動に関する協定」の調印式に出席し、新原芳明呉市長と協定書を交わしました。

呉市では、平成30年7月に発生した西日本豪雨災害の経験を踏まえ、更なる防災力の強化を図るため、防災関係機関のみならず民間企業との連携強化を強めており、呉市民の安心・安全を確保できるよう取り組んでいます。石田さんは、西日本豪雨災害の復旧・復興に尽力されてきた人のひとりです。

西日本豪雨当日の朝、石田さんは、呉市役所周辺が泥まみれになっているのを見て、「これは呉市全体がとんでもないことになっているんじゃないか」と直感し、自ら呉市役所の広報課に駆け込み、「自分がドローンで撮影する映像を復興対策に役立ててほしい」とボランティアとしての協力を申し出ました。

その後、石田さんは、特に甚大な被害を受けた天応地区・安浦地区・市原地区にいち早く入り、ドローンで撮影した被災状況の映像を呉市に提供したほか、被災者が困っていることを呉市役所に伝える役割も果たすなど、呉市の復旧・復興に尽力されました。

今回の協定にあたり、石田さんは「被災から復旧、復興に至る被災地の様子を撮影してきたことが認められ、協定を締結できて光栄に思う。協定の活動がないことが一番喜ばしいことだが、万一の場合には協力を惜しまない。一致団結して課題に当たっていきたい」と話しています。

今回の協定締結に伴う両者の連携が、今後の災害時に市民の安全・安心につながることを期待したいところです。

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