ポケモンと工芸が出会ったら?――そんなワクワク感から始まる「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」が広島県立美術館で開催されています。国内外を巡回してきた本展は、中国・四国エリアでは初開催。会場には、陶磁、金工、漆芸、染織、ガラスなど、さまざまな素材と技法によって表現された約100点の作品が並びます。ポケモンの姿かたちや仕草、ストーリーや世界観を工芸作家たちがそれぞれの技と感性で表現しており、ポケモンが好きな方はもちろん、工芸品やアートが好きな方、そして、ポケモンにはあまり詳しくないという方も楽しめる展覧会です。
―ポケモンの「すがた」に迫る!
金属や陶磁、木工、ガラス、多彩な素材と伝統的な技法によって表現されたポケモンたちは、普段、アニメやゲームで見慣れた姿とはひと味違った存在感を放っています。フォルムや表情、質感など、工芸ならではの細やかな表現にも注目。近くからじっくり眺めることで、「これ、どうやって作られているんだろう?」と、思わず作品に引き込まれてしまいます。
今井完眞《フシギバナ》2022年 個人蔵
吉田泰一郎《ミュウツー》2024年 個人蔵
―ポケモンの「ものがたり」に浸る!
ポケモンの世界観や進化、仲間との冒険といった「ストーリー」から着想を得た作品が並ぶエリア。ポケモンと一緒に冒険したことがある人なら、さまざまな場面を思い出すかもしれません。一方、作品を見ながら「どんな場面なんだろう」と想像してみると、また違った見方ができそうです。
須藤玲子《ピカチュウの森》2023年 個人蔵
池本一三《湖のほとりで》2022年 個人蔵
―「暮らし」の中にいるポケモンを愛でる!
着物や器、帯留(おびどめ)など、私たちの生活に寄り添ってきた道具の中にもポケモンたちがそっと溶け込んでいます。「あ、こんなところに!」と、宝探しのような気分で作品を見ていくのも楽しみ方のひとつ。伝統工芸ならではの美しい艶や洗練されたフォルムにも注目です。
植葉香澄《羊歯唐草文シェイミ》2022年 個人蔵
桑田卓郎《カップ(ピカチュウ)》2023年 個人蔵
―広島会場から加わった新作にも注目!
今回の広島会場では、ガラス作家・池本一三氏による新作も登場。ゲーム「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」の舞台「パルデア地方」での冒険を描いた作品で、高さ約50cmのガラスを通して生まれる光によって、幻想的な世界観を表現しています。見る位置や光の当たり方によっても印象が変わるので、少し離れてみたり、近づいてみたりしながら鑑賞するのがおすすめです。
―展覧会の思い出に、ショップもチェック!
会場の特設ショップでは、「ポケモン×工芸展」の開催を記念したグッズや、ポケモンセンターオリジナルグッズを販売。公式図録や記念ポストカードをはじめ、工芸展のモチーフをあしらったフリーカップなど、展覧会の思い出にもぴったりなアイテムが並んでいます。
―9月23日まで!広島県立美術館で開催中
本展では、会期中に約10点の展示替えが行われ、現在は8月6日から始まった後期展示が開催されています。前期とは異なる作品を見ることができるので、これから訪れる方はもちろん、一度足を運んだ人ももう一度楽しめます。いつもとは少し違った角度からポケモンを見ることで、工芸の魅力にも触れられる今回の展覧会。広島で開催されているこの機会に、ぜひ会場でお楽しみください。
→ 公式サイト: ポケモン×工芸展―美とわざの大発見― | 広島県立美術館
■ 開催概要
【会期】2026年7月10日(金)~9月23日(水・祝)
・前期:7月10日(金)~8月5日(水) 開催済み
・後期:8月6日(木)~9月23日(水・祝)
【開館時間】9:00~17:00(金曜日は20:00まで。入場は閉館30分前まで)
【会場】広島県立美術館 3階企画展示室
【住所】〒730-0014 広島市中区上幟町2-22
【観覧料】
一般1,800円/高・大学生1,100円/小・中学生800円
※ 特定日(土日祝、9月14日~18日)は日時指定予約が必要です。
※ 受付でのチケット販売は行っていません。事前にチケットをご購入ください。
【お問合せ】広島県立美術館 TEL:082-221-6246
※ 詳細は広島県立美術館「ポケモン×工芸展」公式サイトをご確認ください。